小児の年祝い。江戸時代以来、男児は三歳と五歳、女児は三歳と七歳とを主とし、十一月十五日に晴着をまとって所の氏神社に詣り、無事成育を祈願した習俗。そのため七五三の名ができた。
国史大辞典
七五三当日の行程から逆算してみよう
普段、育児や家事に加え、共働きであれば仕事にも追われて、気にかけてはいたけど…いつの間にか直前になってしまった!なんてこともあるかもしれません。大丈夫、まだ間に合います、そうリコメンちゃんねるならね(古い)♪冗談はさておき、七五三はかわいい子どもが更にかがやく年に一度のイベントです。絶対に失敗したくありませんよね。何から手を付ければよいか分からない場合、当日のスケジュール・行程から逆算で順を追って考えていきましょう。軸となるものは記念撮影、神社への参拝、食事会です。この3つを成功させるために行うのが以下の7つです。
事前・当日準備7選
- 日程を決める
- ご家族(祖父母)の参加可否の確認
- 神社を決める
- スタジオ(記念撮影)の予約
- 衣装を決める(和装or洋装、購入orレンタル)
- 食事会場(昼食・夕食)の予約(和食or洋食)
- 当日持って行くもの(チェックリスト)
日程を決める
まずは日程を決めないことには動きようがありません。絶対に行きたいスタジオ、神社、レストランがあればその予約が取れる日程を優先しましょう。この際、おじいちゃん、おばあちゃんの予定が合えば良いですが、合わなくても自分や夫、子どもを最優先してください。非情に聞こえるかもしれませんが、全員を同じ基準で考えてしまうと行き詰まります。
最悪、おじいちゃん、おばあちゃんは参加できなくとも後日、こどもを連れて行き顔を見せてあげる、また、写真を見せたり当日の様子を語るだけでも充分に喜んでくれます。尚、片側の祖父母だけが参加する状況も出来れば避けた方がよいでしょう。参加出来なかった側は気難しい方の場合、こちらの都合ではなく、あちらの都合で日程を決めたのかな、としこりが残ってしまう恐れがあります。どうしても片側のみの参加となってしまう際は必ずうまい理由を付けて、後日、写真を見せる際にも祖父母と写ったものは外しておくのが無難です。
ご家族(祖父母)の参加可否の確認
とは言っても折角の晴れ舞台、おじいちゃん、おばあちゃんにも見てもらいたいですよね。11月の中旬がピークですが、コロナ禍の影響もあり、12月中旬くらいまで日程をずらす方も多くなっているようです。うまく予定が合って参加してくださる場合、お住まいの地域によって準備が変わります。同じ県や隣県など近い場合は何とでもなりますが、遠方からお越しいただく場合、行き当たりばったりではいけません。日帰りなのか、泊まりならば宿泊先はどうするのかを確認しましょう。ご高齢の場合、移動が多いと負担になってしまいますので、食事会の場所が決定した時点で、情報を共有する、もしくは、その近くにホテルを手配すると良いでしょう。航空券、ホテル、空港到着時のハイヤー手配などが必要な際は下記サイトをご参照ください。
神社を決める
お目当ての神社がある場合、ご祈祷する、しないをまず決めます。する場合、人出の多い神社の場合、予約制のところもあります。祈祷料の相場は5,000円~1万円程度ですが、神社によって金額が決まっている場合もありますので予約の要不要と併せて金額も確認しておきましょう。祈祷料は紅白または金銀で蝶結びの水引がついた熨斗(のし)袋に入れて渡すのが一般的です。
スタジオ(記念撮影)の予約
子どもや祖父母の体力面への負担を考慮して、記念撮影だけは神社への参拝・食事会と別日にするという選択肢も増えてきています。ここでは3つのスタイルに分けて解説していきますが、子どもを最大限喜ばせたい!というお気持ちはすごく立派なのですが、やっぱりママさんが笑顔じゃなければ、子どもの笑顔も引き出せません。ここは一つ、ママさんもナイスな衣装を準備して子どもと一緒に楽しんじゃいましょう♪
参拝は洋装、記念撮影時の衣装はスタジオでレンタル派
小さい子どもに1日中慣れない衣装で移動させるのは可哀相、難しいということで、近年、着実に増えているのがこのスタイルです。神社など現地での和装撮影はどうしても天候の影響で明るさが足りなかったり、風が吹いて桶屋が儲かるならまだしも、折角のヘアメイクが崩れたり、また、他の参拝客への配慮が必要で納得がいくまでひたすら撮影を続けるということが困難な場合が多いです。スタジオでの撮影であれば専門のスタッフが着付けやヘアメイクをしてくれるため思うような写真に仕上がらないということがありません。記念撮影の成功を約束してくれる心強いおすすめスタジオは下記の通りです。
他のスタジオとは一線を画す人気スタジオで 海外の雑誌のようなクールな世界観が独特です。 仕上がった写真はお部屋に飾っても間違いなく映えます。 料金も他のスタジオとは一線を画していますが、 お決まりの撮影ももちろん良いが、特別な日に特別な1枚を、 他のママさん達と差をつけたい、子どもの晴れ舞台にお金に糸目はつけない、 というあなたにぴったりです。
参拝も記念撮影も和装派
王道、ストロングスタイルです!古式ゆかしいあなた、伝統を守る気概が素敵です(大袈裟)。でも、子どもは着慣れない衣装や行き慣れない場所で疲れてしまってご機嫌ななめになってしまう恐れがありますので当日持って行くもの(チェックリスト)に注意して伝統も子どもも守りましょう♪当日持って行くもので子どものとびきりの笑顔をキープしたあなた、神社を背景にパシャリ♪といきたいですよね。もちろん、最近ではスマートフォンのカメラも高性能になってきていますので、そちらでも残しておくべきですが、やはり記念日にはプロに依頼してより素敵な1枚を演出しませんか?
写真を撮り続けてきたプロ中のプロが指定の場所に出向き、 至高の一瞬を一生の宝物に仕上げてくれます。 撮影時間によって3タイプの料金体系に分かれています。 基本的には1時間で問題無いと思われますが、 ご自身の希望に合わせて選びましょう。
衣装を決める
衣装は購入か、レンタルか、また、洋装か、和装の場合は着付けやヘアメイクサービスはスタジオで対応可能なのかを必ず事前に確認しておきましょう。ハレの日はやっぱり和装で♪という気持ちは分かります。が、着慣れない衣装で着崩れてしまったり、履き慣れない草履での移動で足が疲れたり、鼻緒擦れでご機嫌ななめになってしまったりでは折角の記念日が台無しになりかねません。お子さんの性格や体力などを考慮して衣装を決めるようにしましょう。
頻繁に使わないのに費用がかさむのがネックだけんど、
いずれ妹や弟の番が控えている!という場合は購入も選択肢に♪
確かに、購入する場合は帯や髪飾りといった小物までこだわって選べるし、
万が一、体調不良などで延期する場合でも自由度が高いですぞ♪
でも、購入して実際に手にしてみると思っていたものと違ったり、
他のところでもっと素敵なものが見付かる場合もあるから購入時は慎重にやで!
せやねん。
さすがに返品とか変更は難しいさかいなぁ…ですぞ♪
購入する場合はこちらから
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レンタルする場合はこちらから
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食事会場(昼食・夕食)の予約(和食or洋食)
11月中旬はピークなので、神社や写真スタジオの近くは混雑し、当日、飛び込みでは入れない恐れがあります。皆さん3名から7名前後の大所帯で移動しますので無理もありません。お目当てのレストランがある場合には必ず事前予約をして当日に慌てることの無いようにしておきましょう。その際、あまりタイトなスケジュールを組んでしまうと不測の事態に対応出来ずに遅刻してしまったり、最悪の場合、予約をキャンセルされてしまう恐れがありますので、充分余裕を持った時間にしておきましょう。また、お子さんが衣装を汚してしまわないように大きいエプロンなどを持参するか、記念撮影や参拝直後にいつもの洋服などに着替えておくとベストです。あとはコースなどにする際は参加者がアレルギーなどで食べられないものがあれば予約時にレストランに伝えておきましょう。
当日持って行くもの(チェックリスト)
晴れ着準備
替えの靴・靴下(とそれを収納する袋)
慣れない履物でいやいやMAXになる前に、参拝が終わるや否やすぐにいつもの靴下、くっくに履き替えさせることを強くお勧めいたします。また、収納する袋も必要ですが、ぬかるんだ道を歩くことも考慮して高級スーパーなどの少し厚手のビニール袋に入れると良いでしょう。周りにも普段は高級スーパーでお買い物をしているセレブ感を演出可能です、知らんけど。
着替え
上記同様、着慣れない衣装でいやいやMAXになる前に要対応です。また、レンタルでも購入した衣装にしても食事の際は必ず着替えておきましょう。尚、食事後の参拝も出来れば避けたいところです。満腹になった子どもを侮ってはいけません。眠たくなっていざ参拝の際にぐずってしまってママさん、お義母さん、お店大困惑の恐れがあります。よほどの事情が無い限りはスタジオ撮影⇒参拝⇒食事会の流れで進めましょう。スタジオ撮影自体は別日に設定するのも手です。迷ったらとにかく子どもやお義母さんの負担を少なくすることを意識すると大体うまくいくでしょう。
防寒グッズ、おもちゃ、おやつ
無事に成長してくれることを祈願する日に風邪をひかせてしまっては何にもなりません。日中は晴れてお出掛け日和でも昼下がりから夕方にかけて気温が下がることも多いので、念のため、タオルやブランケットなど防寒着や防寒具を持って行きましょう。また、使い捨てカイロを持っていくのもおすすめです。(和装の場合、貼るタイプはあまりお勧めしません。室内など暖かい場所で暑くなっても簡単にはがせませんし、はがせても、その後の着付けが簡単ではありません。)
また、当日は大人でも疲れてしまうほどのスケジュールになりがちです。いつも使っているお気に入りのおもちゃやおやつで子どものテンションを維持できるよう努めましょう。
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